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    目標達成の科学と充実の芸術

    2015/10/12

    目標達成するためには、達成の科学が使えます。これは目標を明確にし、背水の陣で、絶対的決断の状態で大量行動することで達成できます。この場合は常に基準を上げ、目標に着実に到達する必要があります。

    一方で、充実の芸術(art of fullfilment)という考えもあります。今持っているものに感謝し、満足する、というものです。

    達成の科学と充足のアートは、世界No1コーチといわれるアンソニー・ロビンズの教えです。

    よく、満足したら終わり、現状に満足したら進歩が止まる、と言われます。スポーツなどでも、常により上を目指し、貪欲により高いところを目指すのが常識です。

    それに対し、充足のアートでは、今のままで十分すばらしい、といわば現状に満足するような感じのことを言っています。

    今持っているもの一つ一つに感謝するのが充足のアートですが、向上心のある人にとっては、現状に満足するのは進歩を止めること、とも見えるでしょう。

    私もこの2つの考え方をどう整理すればいいのか、矛盾しているのではないかと考えていました。

    ただ、例えば、あまりいい環境でないところでスポーツをやっている場合、例えば、野球名門校でもないし、グランドはぼろぼろだし、監督、コーチも素人、選手も寄せ集めで何の実績もない、というところで、野球をやるとします。

    その場合に、うちは設備も監督もひどいから最悪だ、どうせ勝てない、と思って練習をするのと、野球ができるだけでうれしい、今の環境の中で野球ができることに感謝して最善を尽くそう、と考えるのと、どちらがより実力が伸びるでしょう?

    つまり、足りないものに不平、不満を持ちながら生きるのと、あるものに満足して感謝しながら生きるのと、どちらが自分に力を与えてくれるでしょう?

    当然、今の環境に感謝し、いい感情の状態で生きる方が頑張れると思います。

    会社でも、給料が安い、残業が多い、福利厚生が悪い、などと不平、不満を持って働くのと、そんなに多くはなくても給料をもらえるだけでも幸せ、仕事があるだけでもありがたい。福利厚生も無いよりはいい、と会社のいい点を挙げて満足している方がよい仕事ができると思います。

    つまり、充足のアートとは、今あるものに感謝する、ということです。そして、感謝しつつ、自分の基準を上げて向上し続けるのが達成の科学、ということなのでしょう。

    つまり、達成の科学と充足のアートは車の両輪、というわけです。

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