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    ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授も1年間のサバティカルへ

    2014/08/12

    STAP細胞絡みで笹井芳樹理化学研究所副センター長が自殺してもう1週間以上経った。今度は、チャールズ・バカンティ教授(米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の麻酔科長)も今後のプランを熟考するために、1年間のサバティカルを取るという。麻酔科長は退任するが、1年後に戻る意向をメールでは書いているが、STAP細胞の検証結果によってはハーバード大学の教授も退任する可能性もありうるだろう。

    もうすぐ65歳になるとはいえ、米国の大学では、70歳でもグラントさえ取れれば教授のままでいられる。それが1年物長期休暇を取るというのはどういうことだろうか?

    笹井芳樹副センター長の自殺や、Natureの論文の撤回を経験して、何か研究について考えるところがあったのかも知れない。

    あるいは、所内調査で危なくなってきたのかも知れない。

    このまま麻酔科長でいると、いずれ強制的に下ろされるから、自分から先に降りた、という見方もある。

    それに日本でSTAP細胞がウソだったと証明される可能性もある。その検証実験の中間報告が今月末にあるので、その結果によってはチャールズ・バカンティ教授も批判されるおそれもある。笹井副センター長が自殺したということは、検証実験のデータは思わしくないものである可能性が高い。もしそうしたデータが公表されれば、バカンティ教授も無傷では済まないだろう。

    そうしたリスクを察知して、1年間の休養をとったのかも知れない。そして、休養中であれば、懲戒処分もやりにくいし、同僚の前で懲戒免職処分を受けずに済む。静かにいなくなればいいだけだから。

    それにしても、30歳のまだ若い女性がねつ造したばっかりに、理化学研究所の副センター長が自殺し、ハーバードの教授も実質辞任したようなものだ。

    不正は絶対に許すべきではない。なぜ、このような事件が起きてしまったのか?その本当の理由を明確にして、改善点を出し、二度とこうしたことの無いようにしてもらいたいものだ。

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